【会計課ブログ】 『会計翻訳』について
こんにちは、永田会計事務所 会計課チーフの近藤達志です。
発表会では多くの方に足を運んでいただき、感謝感激です。皆様、本当にありがとうございます。
また、お時間がなくて発表が駆け足になってしまったことを、改めてお詫びいたします。
懇親会で多くの方からご質問をいただいた「会計翻訳」について、この場をお借りして、使っているツールと共にもう一度詳しくご紹介させていただこうと思います。よろしければご覧くださいませ。
=============
『会計翻訳』について
=============
<①基本コンセプト>
『会計翻訳』の基本コンセプトは、ずばり「前さばき」に具体的な形を与えることでした。
うちの会計課は若手しかいません。なので、どうしても「前さばき」を「具体的で明確な作業」にしなければなりませんでした。
そこで、「資料さえ読み解ければ、入力はある程度誰でもできる」という思想のもと、「お客様が作った資料」を「制度会計上の資料に読み替える」ことを思いつきました。
こうして「会計翻訳」という考え方が生まれました。
<②具体的なやり方>
まず、下の資料をご覧ください。実際に使っている「月次資料受領表」というツールです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
現場では、裏紙に印刷して手書きで使っています。
(あとで月次入力資料と一緒にスキャンして電子書類にしています)
お客様から資料が届くと、まず資料の中に同封されている「【会計課】お客様連絡表」を見て、特記事項がないか確認します。
特になければ、資料チェック(前さばき)に入ります。
お客様の資料を、「月次資料受領表」に書いてある「標準資料名」に翻訳していきます。
原則、うちでは「何があろうと、資料は全て標準資料名に読み替えるべし。どうしても読み替えれないものがあれば、それは例外資料なので、チーフに指示を仰ぐべし」という教えが徹底されています。
ちなみに基本はオフィサ(さばき)がやりますが、手が足りないときや、若手が育ってきたならば任せてゆきます。
工程に人を付けるのが原則ですが、同時に「どの作業だろうか、誰でも確実に出来るものにシステム化すべし」とも思ってやっています。
そうやって、お客様の資料を制度会計の資料に読み替え、ネーミングしてゆきます。
もちろん、標準資料名にはそれぞれ『タグ』がついているので、タグ付けも同時進行で行われてゆきます。
オフィサがやった場合は、この後、スキャン・入力工程に回されます。
作業者がやった場合は、そのまま作業者がスキャン・入力工程を行ってゆきます。
スキャンして電子化され、会計翻訳によって付けられた「タグ」と「標準資料名」、あと末尾に「何年の何月の資料か」が分かる数字が付けられ、保管されます。
もちろん、「お客様連絡票」「月次資料受領表」もスキャンされ、保管されます。
情報の散在は厳禁にしているので、原紙資料以外はすべてシュレッドしています。
あとは「業務カード」に、工程ごとに適宜チェック押印がされ、バインダーカラールールに沿った色に変えられ、MyKomonに進捗チェックがなされ、粛々と月次の工程が回ってゆきます。
(業務カードはこんなのです↓↓)
/////////////////////
ご質問、ご意見等がございましたら、お気軽に下記メールにご連絡ください。
会計課チーフ 近藤達志 tatsushi@nagata-kaikei.jp